5月11日から14日にかけて、「はやぶさ2」に搭載されているスタートラッカによって小惑星リュウグウの撮影をしましたが、
そのデータを使って光学航法(オプティカル・ナビゲーション:Optical Navigation)を行っています。
2018年5月20日現在、「はやぶさ2」は地球から約2億8700万km(図1)、リュウグウからは約4万kmのところにいます(図2)。
リュウグウの大きさはまだ正確には分かっていませんが、直径が900m程度と推定されています。
つまり、地球から約3億kmの彼方で900mのターゲットに到着する必要があるのです。
そのために必要な技術が光学航法です。(ちなみに、3億km先の900mというのは、2万km先の6cmと同じです。
つまり、日本からブラジルにある6cmの的を狙うのと同じことになります。)