e x    微 分

np - 108


    指 数 関 数  y  =  e x   の   微 分 の 展 開 式 はすぐ 忘れてしまうので

          記 録 に 残して おきます。   y  =  a x   x   =  log a y

                   

   
    ( 解 法 - 1 )       y = e x

       △y /△x = y ′= 〔 e ( x + △x ) - e x 〕 / △x   (△x → 0)

           = e x e x  ー  1 〕 / △x

       ここで   〔 e △x -  1 〕 / △x  ( △x → 0 ) の  極 限 がわかればよい

    e  および △x  に 数 値 を入れて  〔 e △x  - 1 〕 / △x  を 計算してみる

           e      △x       〔 e △x - 1 〕 / △x
            ↓     ↓            ↓
          2.71828    3.0           6.23  ←  ( 272 3 - 1 ) / 3
         2.71828     2.5           4.34
         2.71828    2.0           3.15
          2.71828    1.5           2.3
           2.71828    1.0           1.7
           2.71828    0.5           1.28

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     

        2.71828      0.1         1.05170918075648
        2.71828    0.001       1.00050016670838
         2.71828    0.00001     1.00000500000696

       これより、 〔 e △x - 1 〕 / △x = 1  は容易に理解できます
  

       従って、 △y / △x = dy / dx = y′=  e x e △x - 1 〕 / △x

                  = e x  ×  1 =  e
x

           追 記    2016 5 20

       関 数  f (x)  の 微 分 の 解 き 方 には 2 通 り あることを 知 り ました

         ①   解 析 的 に 解 く 方 法   d (f x) / d x = lim Δx → 0 ( f x + Δx) / Δx

         ②   数 値 的 に 解 く 方 法    差分法  差 分 方 程 式

                           d y / d x =  f (x) ´ =  [ ( f x + Δx ) - f x 】 / Δx
  

      数値解析 における 有限差分法 ( : finite-difference methods; FDM

      あるいは単に 差分法 は、微分方程式 を 解くために 微 分 有限差分近似 ( 差分商 ) で 置き換えて得らるれ

      差分方程式 で 近似するという 離 散 化 手 法 を用いる 数値解法 である。18世紀に オイラー が 考案したと言われる

          微分方程式 を 解くのに 4 則 加減乗除 数値計算 で求める


        例   前 記 e x の 微 分 を 差分法 で 計 算 して グラフ を 描いてみた 

             4 年 前 に 差 分 法 知らず お 遊 び に やりました

        差分法 は 18世紀 に オイラー が 考 案 したという  私 も 面 白 い ことに 気ずき ました  にが笑



            差分法 は 最 近  シュレヂンガー 方程式 竹下 淳 著 の 中 で 知りました
        







    ( 解 法 - 2 )


  y =  a x   ( a > 0 )  y ′= lim h→0  〔 a x + h - a x 〕 / h = a x lim h→0 〔a h - 1〕 / h

     a h - 1 = t とおくと  h → 0  の とき  a h→ 1  だから  t→ 0

       また、 a h = 1 + t  だから h = log a ( 1+ t )

   従って、 y′= a x lim t→0  t / log a ( 1 + t ) = a x lim t→0  1 / ( 1/t) log a (1 + t)

         = a x lim t→0 1 / log a (1 + t) 1/ t= a x ( 1 / log a e ) = a x log e a

       a = e  のとき  y = e x   y′= ( e x ) ′ = e x log e e = e x



     ( 解 法 ー 3 )   簡 便 法


          指 数 関 数 と 対 数 関 数 の 関 係 より

           y = e x     x = log e y

     dx / dy = ( log e y ) ′=  1 / y 逆 数  dy / dx =  y  = e x

          やっぱり 微 分 しても 同 じ 式 なんだ

                                  終 わ り



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