シュレヂンガー 方 程 式
        量子論 量子物理学

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参 考 資 料   シリュウヂンガー方程式 竹内 淳 著   マツクウエル方程式 竹内 淳 著

           シュレーディンガー方程式 Wikkiipedia   プランク の 量子仮説 Yahoo


           前 置 き   


    以 前 、 [ 末 来 の コンピューター 】 [ 量 子 コンピュ-ター 】 についての 記 事 を 新 聞 で見ました

                    読売新聞 97-3-19  末来の コンピユータ  あの世の コンピユーター

   量 子 コンピュ-タ は 計算時間 ゼ ロ 処理速度  消費電力 ゼ ロ とか 夢 のような話

   理 論 的 には 数 学 的 に 証 明 されていると言う。

   提案者 には ノーベル賞 受賞者 の  フアイマン  もいると 言 います。

   もし、量 子 コンピタユーター が 実 現 して我々の 日常生活 テレビ カメラ パソコン ロボツト 等に

   適 用 されたら どうなつてしまうのでしょうか。


   微 の 量 子 の 世 界  というものは、われ~が おなじみの 「 こ の 世 」 の 常 識 はまったく 通 用しません.

   理 論 の 基 になっている 「
因 果 律 」 そのものが 成立せず、統計的 な 「 量 子 学 」 のみが唯一の

   理 論 的 な よりどころ になります.


           凡 人 にはとても 理 解 できそうにありません。



   量 子 論 量 子 力 学  量 子 世 界 を さまようよつて みよう と 思 い ま す

                  イメージ だけでも 分かれば



           量 子  誕 生    歴 史

 

                 

   プランク (1858 - 1947) 独    アインシュタイン (1879 - 1965) 独  シュレヂンガー (1888 - 1961) オーストリア  


      
プランク の 量 子 仮 説     ( 量 子 論 が 生まれた キッカケ )

    時 は 19 世紀後半、舞台 は ドイツ と フランスの 国 境、アルザス・ロレーヌ 地 域 のことである。

    この 地域 は、普 仏戦争 (1870~1871) で ドイツ が フランス から 手 に 入れた 土 地 で、

    石 炭 が 多 く 採 掘 できることで 知られていた。これに 目 をつけた ドイツ は、国 を 挙げてこの付近 に 製 鉄 業 を 興 した。

    この 鉄 業 では、石 炭 と 鉄 鉱 石溶 鉱 炉 にいれ、高 温 で 溶 かして をつくる。

    この際、溶鉱炉内 の 温 度 を 正 確 に知ることが 重 要 なのだが、鉄 が 溶 けるような 数千度 の 温 度 を 測れる 温 度 計 など存在しない。

    では、どうしていたのか?

    モノ は 燃 やす と、温 度 に応じて、さまざまな 色 の 光 を出す。そこで、技術者 が 炉 の穴 から 中 を、ひょいと のぞく。

    すると、いまは 赤 い から 2000 度 ぐらい、さらに 白っぽく なったから、およそ 4000 度(注)といったように、溶けた鉄の色の変化で温度を判断した。

   いわば、彼 ら の 長 年 の 経 験 と カン が 頼 りだった わけだ。

   しかし、技術者の間では「経験やカンなどに頼らないで、溶鉱炉内の温度を正確に知る方法はないものか」という声があった。

   その声に答える形で多くの 物理学者 が、この 問 題 に 取り組み はじめた。

   数多くの 実 験 や 測 定 が繰り返され、ある 温 度 で 熱せられ モ ノが、どんな 色 の 光 を、どれだけ 出すか が、

   詳しく調べられた。実験結果 も 大体 まとまったのだが、なぜ、そのような結果になるのか、その 原 理 が、うまく 説 明 できなかった。

   それをきちんと理論づけようという試みを、物理学 では 「 黒体放射の問題 」 と呼んだ。 
 
   そして、この研究が、はからずも 量 子 論 という ミクロ の 世 界 の 学 問 を 生み出す キッカケ になったのだ。



       アインシュタイン の 量 子 仮 説      ●アインシュタインの光量子仮説

      (光電効果)

   光のエネルギーは、とびとびの値をとると考える「量子仮説」は、光の波動説をも大きく揺るがした。波のエネルギー(強さ)は波の振幅に比例する。

   したがって「光のエネルギーがとびとび」ということは、光の波の振幅も、とびとびの値になることを意味する。これは「波の振幅は連続的な値をとることができる」

   とする従来の波の理解の仕方に完全に反するものだった(物理学の世界では、波の種類や大きさなどを「波長」「振幅」「振動数」などの要素で表現する。  

   「波長」は波の1周期の距離である。「振幅」は波の高さを表し波の強さを決定する。「振動数」は1秒間に波が何回うねるかを表す)。

   そこに若きアインシュタインが登場する。彼は「光は波ではなく、プランク定数hと振動数νをかけたエネルギーを持つ粒として考えればいい」と主張した。

   彼は光の粒を「光量子(こうりょうし)」と呼び、光を粒と考える「光量子仮説」を唱えた。


   この考え方に従って、アインシュタインは「光電効果」という現象を説明した。

   光電効果そのものを説明する前に、同じ原理である「日焼け」について解説する。

   長い間、ストーブの前に座っていても、やけどはするかもしれないが、日焼けはしない。

   しかし、直射日光が当たる海辺などでは、すぐに日焼けするのはなぜだろうか? 実はストーブの光は、赤外線で振動数の少ない光であり、

   一方、太陽光に含まれる紫外線は、振動数が多い光である。これを光量子仮説の考えで説明すると、ストーブの光のエネルギーは、

   振動数νが小さな値なので、エネルギーhνも小さい。これが、肌の分子に当たっても、ほとんど影響を与えない。しかし、太陽の紫外線は、

   ストーブの光より振動数νが大きいので、エネルギーhνも大きい。それが肌の分子に、ぶつかって、化学的な変化を引き起こす。

   これが日焼けの原理なのである。


   光を粒だとするアインシュタインの仮説を使うと、これまでの光の波動説ではわからなかった現象が説明できるようになる。そのひとつが「光電効果」である。

   光電効果とは、ある種の金属に振動数の大きな光(たとえば青い光)を当てると、電子が飛び出すという現象のことである。

   振動数の小さな光(たとえば赤い光)をいくら長時間当てても、電子は飛び出してこない。

   ある一定の振動数以上の光を当てた時のみ、電子が飛び出すのだ。この現象自体は以前から知られていたが、20世紀になってドイツの物理学者レナルトが、  
   
   詳しく研究した。


   彼の研究結果は、第一に「強い光を当てると、飛び出す電子の数が増える。だが飛び出す電子1個のエネルギーは変わらない」。

   第二に「当てる光の振動数を大きくすると、電子は勢いよく飛び出す。つまり、飛び出す電子のエネルギーが大きくなる。ただし飛び出す電子の個数に変化がない」

   というものになった。

   しかし、この結果は光の波動説では説明できない。光を波と考えると、強い光の波を当てれば飛び出す電子のエネルギーは大きくならなければならないからだ。

   なのに、実験では、強い光の波を当てても、電子の数は増えるが、電子のエネルギーは同じなのである。

   つまり、強い光であろうが、弱い光であろうが、振動数が同じなら、電子のエネルギーは一定なのである。

   また、飛び出す電子のエネルギーを大きくするには、当てる光の振動数を大きくすればいいというのも理解できなかった。

   なぜなら、振動数は光の色を決めるもので、  エネルギーとは関係がないと考えられていたからだ。  

     (光が粒であることの証拠

   光を波だと考えると「光電効果」を説明できなかった。これに対してアインシュタインは光を粒だとみなして、

   光電効果とは、光の粒が金属中の電子にぶつかって、電子をはじき飛ばす現象だと考えた。

   そして、この考え方をレナルトの研究にあてはめると、すべてがうまく説明できたのだ。

   レナルトの第一の研究結果は「強い光を当てると、飛び出す電子の数が増える。しかし、飛び出す電子1個のエネルギーは変わらない」だった。

   この場合の強い光とは、いわば数多くの光の粒が発射されるということに等しい。

   光を強くすれば、光の粒の数は増える。すると、光の粒に弾(はじ)かれて、たくさんの電子が飛び出すはずだ。

   その際、電子1個のエネルギーが変わらないのは、ぶつかる光の粒のほうがhνという一定のエネルギーしか持っていないからだ(下図参照のこと)

   レナルトの第二の研究結果は「当てる光の振動数を多くしても、飛び出す電子の数は変わらない。

   しかし、飛び出す電子1個のエネルギーは大きくなる」だった。

   この場合、光は単に振動数が多くなっただけで、光の粒を多く発射したことではない。

   だから、光の粒に弾かれる電子の数は変わらなくてよいのだ(下図参照のこと)

   では、飛び出す電子1個のエネルギーは大きくなるのは何故だろう? 「プランクの量子仮説」でふれたが、

   光のエネルギーはh(プランク定数)に振動数νをかけたものだった。とすると、光の振動数が多くなれば、それに応じて光の粒1個のエネルギーは増える。

   エネルギーの大きな光量子が金属中の電子1個に当たると、飛び出す電子のエネルギーも大きくなるのである。  


     (コンプトン効果について)

   もうひとつ、光を粒だと考えると都合のよい現象に「コンプトン効果」がある。これはアメリカの物理学者コンプトンが、以前から謎とされていたX線の散乱波について、

   光を粒と考える立場から説明したものだ。

   X線という言葉は、私たちにも、なじみ深いが、その正体は、光よりはるかに振動数が大きい電磁波である。

   つまり、光もX線も、電磁波であることには変わりなく、ただ振動数が異なるだけなのだ。

   物質の原子にX線を当てると、当たった後のX線は周囲に散乱する。 

   散乱後のX線の振動数を調べてみると、散乱前の振動数より少なくなっていることがある。

   この現象は、光を波だと考える電磁気学の立場からは、説明がつかなかった。

   電磁気学の理論によると、散乱前と散乱後のX線の振動数は、同じでなければならなかった。

   しかし、実験の結果はそうはならない。いったいどうしたものか?


   この現象を、光は粒として説明しようとすれば、考え方は光電効果の時と同じようなものになる。

   つまり、X線の粒が原子中の電子にぶつかり、電子を飛ばしながら自分もいろいろな方向に散乱するのだ。

   ビリヤードで、テーブル中の的玉(まとだま)に、突き玉(手玉)をぶつけると、当たった後の突き玉のスピードは落ちる。

   これは衝突の際に、突き玉のエネルギーの一部が、的玉に奪われてしまうからだ。

   逆に的玉は、もらったエネルギーによって動き出す。これと同じようにX線の粒も、

   原子中の電子にエネルギーを奪われ、そのぶんだけ振動数が少なくなるのだ。(図解雑学 量子論 佐藤勝彦監修 ナツメ社より)


       黒 体 と 黒 体 放 射


    



      ★    シュレーディンガー 方程式  
    

   シュレーディンガー方程式 : Schrödinger equation)とは、物理学量子力学における基礎方程式である。

   シュレーディンガー方程式という名前は、提案者であるオーストリア物理学者エルヴィン・シュレーディンガーに因む。

   1926年にシュレーディンガーは量子力学の基礎理論に関する一連の論文を提出した[1]

   シュレーディンガー方程式の解は一般的に波動関数と呼ばれる。波動関数はまた状態関数とも呼ばれ、

   量子系(電子など量子力学で取り扱う対象)の状態を表す。シュレーディンガー方程式は、ある状況の下で量子系が取り得る量子状態を決定し

  、また系の量子状態が時間的に変化していくかを記述する。あるいは、波動関数を量子系の状態を表すベクトルの成分と見た場合、

   シュレーディンガー方程式は状態ベクトルの時間発展方程式に置き換えられる。

   状態ベクトルによる記述は波動関数を用いた場合と異なり物理量の表現によらないため、より一般的である。

   シュレーディンガー方程式では、波動関数や状態ベクトルによって表される量子系の状態が時間とともに変化するという見方をする。

   状態が時間変化するという考え方はシュレーディンガー描像と呼ばれる


       - ( h 2 / 2m ) / ( d 2 / dx 2 ) Ψ + V Ψ = E Ψ
 


       

   

最 近 、比 較 的 やさしく 解 説 された 本  シュレヂンガー 方程式  量子論 量子力学

を 見つけたので 量 子 世 界  に  挑 戦 してみようとおもいます。  イメージ だけでもわかればと 思いまして


                     



      大 き さ 比 較      大きな 物 質  から  極 微 の 世 界
         


      量 子    りょうし quantum    用 語 解 説



          ブリタニカ 国際大百科事典   小項目事典 の 解 説

          ある 物理量 が 連 続 値 をとらず,ある 単位量 の 整 数 倍 で表わされる 不 連 続 しかとることができない場合,

          この単位量 を 量 子 という。 M.プランク が 導入したエネルギー量子 が 最 初 の 例 である。

          電気量 における 電気素量量 子 の 1つ である。

          本文は 出典元の記述の一部 を 掲 載 しています。



          デジタル 大辞泉 の 解 説

           quantum》 一定 の 最小単位 の 整 数 倍 という 不連続 な 値 をとる 物 理 量
          
           その 最小 単位量 プランク の 量 子 仮 説 で 提 唱 され、エネルギー 量子 とよばれたが、

           のち アインシュタイン らにより 普遍的 に 適 用 できることがわかった。  クォンタム。



          百科事典 マイペディア の 解 説

           ある 物理量 にそれ以上 分 割 できない 最 小 の 単 位 があり,すべてそれの 整 数 倍 として 表されるとき,

          この 最小単位 を その 物理量 の 量 子 という。 エネルギー 量 子

          光 量 子  電 磁 波 の エネルギー量 子,光 子 ) , 作用 量子 ( プランク定数 ) 等 がある。




          世界大百科事典    第2版 の 解 説

           A なる 量 が,ある単位量 の 整 数 倍 の 値 しか とり得ないとき,その 単位量 を A の 量 子 という。

           たとえば, は 量 子的 な 構成をもち,振動数 が ν なら エネルギー の 量 子 は

           運動量 の 量 子 は h ν/ c である。ここに h は プランク の 定 数 ,c は 光速度 である。

           プランク 定 数 が 作用量子 とも 呼ばれるのは,量子力学 の 前身 である 古典量子論 において,

           量子条件 を 〈 作用量積分が h の整数倍 〉とした 歴 史 による。

           振動数 ν の放射 の エネルギー を h ν整 数 倍 としたのは プランク の 放射則 の 含意 をさぐったM.

           プランク 自身 であるが (1900) , h ν量 子 と呼んだのは 1909年 の プランク から H.A.ローレンツへ の手紙が最初である




          日本大百科全書   (ニッポニカ) の 解 説

           振動数 ν の  の エネルギー は h ν h は プランク 定 数 ) の 整 数 倍 で与えられる。

           この場合のように物理量の値が 基礎量 の 整 数 倍 で与えられる場合その 基 礎 量 を 量 子 という。

           また 電磁場 に対する 光 子 、 中間子場 に 対する 中間子 のように、場 を 量 子 化 したときに現れる 粒 子 を 量 子 ということがある。

           古典論では一般に 物理量 が 連続的 な 値 をとるものと考えられてきた。

           量 子 の 発 見 は 古典論 から 量 子 力 学 へ の 移行における 決定的 な 事 件 であって、

           量子力学 の 名 称 にもこのことが 端 的 に示されている。

           プランク は、空洞内 の 放射 の 分布 を正しく与えるためには 光 を 放 射 し 吸収する 際 の原子 の 振動子 の エネルギーが

           連続的 でなく h ν整 数 倍 の 値 に 限る必要 のあることを示した。

           また アインシュタイン は、光 の エネルギー が h ν整 数 倍 であると考えて、初めて 光 の 吸収によって 電 子 を 放 出 する 現 象、

           すなわち 光電効果 を 理 解 できることを示した。これらはいずれも、エネルギー の 量 子 仮 説 が、

           古典論 では 理解不可能 な 現 象 に新しい 理 解 を与えうることを示している。
    
           ボーア は 彼の 原子模型 のなかで 水素原子内電子 の 定常状態 を 規定する条件として ボーア の 量 子 条 件 を 与えたが、

           この条件は電子の作用すなわち 運動量 を その座標について運動の一周期にわたって積分した 量 が

           プランク 定数 の 整数倍 であるという 形 をとっている。[田中 一]