天 文 衛 星 『 ひ と み 』 Astro H
np - 152
2016 2 1 7 種 子 島 よ り 発 射
ひ と み は 機 体 全 体 が 天 体 望 遠 鏡
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国 際 協 力 ASTRO-Hは大規模な国際協力で開発されており、JAXA、NASAをはじめとする、
国内外の大学・研究機関の 250名 を超える研究者が開発に参加しています。
開発は、研究者、大学院生、メーカーの技術者が一体となって進められてきました。
日 本 は 310 億 円 拠 出 しております
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宇宙は冷たく静穏に見えますが、X線を用いると、爆発・衝突・突発現象など、激動に満ちた熱い姿が見えてきます。
こうしたX線での宇宙観測を飛躍的に進めるべく、日本がNASAや世界各国の協力をえて開発した新世代のX線天文衛星が「ひとみ」です。
そこに搭載される最先端の装置「X線マイクロカロリメータ」は、宇宙からのX線を世界最高の分光性能で観測します。
また同時に搭載される3種類の検出器は、軟X線から軟ガンマ線までの広い波長帯域で、高感度を実現します。
「ひとみ」はこれらの新機能を駆使し、暗黒エネルギーや暗黒物質(ダークマター)の支配のもとで「見える物質」が
宇宙最大の天体である銀河団を作ってきた過程や、多数の銀河の中心に君臨する巨大ブラックホールの生い立ちに切り込み、
また 中性子性 や ブラックホール における 極 限 状 態 での 物 理 法 則 を 探ります。
記者会見 の 出席者は、左から久保田孝・宇宙科学プログラムディレクタ、
常田佐久・宇宙科学研究所長、 原田力・追跡ネットワーク技術センター長