　今年はお遊びのレパ－トリの一つとして感性に関してさまよってみようと思います．

　　これまでに見、聞きしたことそしていろんなメディアに注目して集めていきたい．

　このテ－マ発想の動機、会社勤め現役の頃「開発部門の月例研究事例発表会の席でアトラクション」

　　としておこがましくも“感性について”のお話をしたことがあった．

　２０年も経った今、懐かしく思いこれを追ってみることにしました．

　　まづ感性に関して私流に大きく二つに分けて捉えていこうと思っております．

　一つは優雅さ、贅沢さ、心のゆとり、おしゃれ、ものごとに関してのこだわり、差別

　　自分だけの世界、価値観に対する考え方、美術、芸術、趣味　等の面．

　もう一つの面、私は技術屋のはしくれと思っているので科学、技術の面から見た捉え方
．
　　例えば新製品の開発、設計においての、ひらめき、創造、発想、着想．　等

　前者を　【　感性－１　】　そして後者を　【　感性－２　】　としておきます．

　　日本のバブル全盛の頃は評論家、タレントそして一般の人も口を開けば感性、感性と

　いう時期がありました．しかし最近では少なくなったような気がします．

　　不景気、冷たい風が吹くと　‘　心のゆとり　’　も変わってくるのでしょうか．

　　　【よく聞く感性という言葉】

　　感性という言葉は非常に幅広く使われるので一義的に定義するのはなかなかむつかしい

　　　　　　マスコミ、業界でしばしば聞いた感性という言葉．

◆　　　今や感性の時代だ．体質改善をする時だ．

◆　　　感性革命、技術の蓄積だけでは独創的な新商品は生まれない．

◆　　　感性度の高い商品開発をせよ．

◆　　　QC・TQC はほぼ卒業し、これからは感性時代だ．

◆　　　これからのリ－ダは感性がなくてはならない

◆　　　先生の学識と感性のにじみでた講演に感銘致しました．

◆　　　あの人の魅力は尽きない好奇心とフレッシュな感性を持ち続けていることだ．

◆　　　趣味、おしゃれの世界でも個別化、差別化が進み、一味変わっていると人は感性豊かと評した．

◆　　　芸術、美術の世界ではいうまでもない．

　　　　　　　　　　　　　　　　　平成１２年１月１４日

　　　同じ職場で働いた同僚の個展が NHK で放映されました．　坂井康雄　第１９回　個展

　　　　　【　落ち葉の造形展　】

　いろんな落ち葉を貼付けた“造形絵画”とでもいってよいでしょうか、ユニ－クなものです．

　　このときの観客とNHKアナウンサ－との会話

“自然の造形と坂井さんの感性がこの作品を創られたと思います”とさりげなく感性を口に

　　しておりました　　　　　　　　　　　　．

　

　　　　　辞書を引いてみると次のようにある．（辞書内容全部）

　　　　　広辞苑　　　；　【感性】（Sensibility英．Sinnlichkeit独）

　　　　　　①外界の刺激に応じて感覚．知覚を生ずる感覚器官の感受性　①感覚によってよび起こされ

　　　　　　　　　　それに支配される体験従って、感覚に伴う感情や衝動．欲望をも含む

　　　　　　②理性によって制御されるべき感覚的欲望　

　　　　　　　　「感性界」［哲］（mundus sensibilisisﾗﾃﾝ）感性的知覚を通じてあたえられる物事の総称．

　　　　　　　　　　　感覚界．　感官界．可想界

　　　　　和英辞書；　【感性】　Sensibility；Sensitivity　　　　　（研究社）

　　　　　英和辞書　； Sensibility ；①感性、感覚力、知覚力　②感度、敏感さ、感受性　　（ｺﾝｻｲｽ）　

　　　　　③（しばしばpl）怒りやすいこと、神経質

　　　　　④意識、実感　　　　　Sensitivity ；感じやすいこと、敏感性、感受性、感度、［写］感光度