積分で面積 を求める
三 輪 次 男
s - 35
★ 1 次 関 数 の 直 線 と 2 次 関 数 の 曲 線 に 囲まれた 面 積 を求める
1 次 関 数 y1 = x + 2
2 次 関 数 y2 = x2 - 4x + 6
● 数 十 年 前 に 習った 計 算 の 仕 方
@ 先ず、 1 次 関 数 y1 の 直 線 と 2 次 関 数 y2 の 曲 線 の 交 点 を求める
y1 = y2 x + 2 = x2 - 4x + 6
x + 2 = x2 -4x + 6 (x + 2) - (x2 -4x+ 6) = 0
- x2 + 5x - 4 = - ( x2 - 5x + 4 ) = 0
αx ・ βx = { 5 ± √(25 - 16) }
/ 2
= { 5 ± √9 } / 2 = 1 , 4
交 点の 座 標 (αx ・ αy) (βx ・ βy) ⇒ ( 1 ・ 4 ) ( 4 ・ 6 )
A 1 次 関 数 y1 で 囲まれた 面 積 S1 = αx → βx →βy → αy → αx の 面 積 を求める
S1= ∫βα ( x + 2 ) dx =[ ( x2 / 2 + 2x ) ]βα
= ( 42 / 2 + 2×4 ) - ( 12/ 2 + 2×1 )
= 16 / 2 + 8 - 2.5 =13.5
B 2 次 関 数 で 囲まれた面 積 S2 = αx → βx → βy → M →αy → αx の 面 積 を求める
S2 = ∫βα( x2 - 4x + 6 ) dx =[ (1/3) x3 - 2x2 + 6x ]βα
=[ (1/3) 43 - 2×42 + 6×4 ] - [ (1/3) 13 - 2×12 + 6×1 ]
= [ (43 / 3 -32 + 24) ] - [ 1/3 - 2 + 6 ]
= 43 / 3 - 8 - 1/3 − 4 = 43 /3 - 1/3 - 12 = 9
C 従って、 求める 面 積 S = S1 - S2 = 13.5 - 9 = 4.5
A 図 B 図 C 図
● 最 近 の 計 算 の 仕 方
Youtube 放 物 線 と 直 線 で 囲まれた 面 積 三輪次男 の ホームページ よ り
A 図 に示すように1次 関 数y1 より 2次 関 数 y2を引いて棒 柱のようにして 区分求積法的 に 積 分 で求める
you tube より
上の、画 像に 展 開 式 が示されていますが 見やすく 書き 変え ます。
y1 = x + 2 y2 = x2 - 4x + 6
S = ∫βα [ ( x + 2 ) - ( x2 - 4x + 6 ) ] dx
[ ] 内は 1 次 関 数 y1 より 2 次 関 数 y2 を引いた 棒 柱
= ∫βα [ - ( x2 - 5x + 4 ) ] dx
= - ∫βα [ ( x - α ) ( x - β ) ] dx
= - ∫βα [ ( x - α ) ( x - α + α - β ) ] dx
- α + α を 挿 入 するのが 味 噌
= - ∫βα [ ( x - α ) [ ( x - α) - ( β - α ) ] dx
= - ∫βα ( x -α )2dx - ∫βα(x - α)( β - α ) dx
= - ∫βα ( x -α )2dx - ( β - α )∫βα(x - α) dx
= [ 1/3 ( x -α )3 ]βα - [ 1/2 ( β - α ) ( x - α )2 ] βα
= [ 1/3 ( β -α )3 ]βα - [ 1/2 ( β - α ) ( β - α )2 ] βα
= [ 1/3 ( β -α ) 3 - 1/2 ( β - α )3 ] βα
= ( β - α ) 3 / 6
S = ( 4 - 1 ) 3 / 6 = 3 3 / 6 = 4.5
【 結 果 】
1 次関数 の 直線 と 2 次関数 の 曲線 で囲まれた 面 積 は 直線 曲線 の交 点(α・β) を求めることで
上式の 簡単な 公 式 で 求める ことができる
★ 追 記 − @ その後 、 Net Surfing で 関 連 記 事 を 見つけ ました
『 放物線 の求積法 』 で アルキメデス は、放物線 が 直線 で切られた 部分 の 面 積 が、
放物線 と 直線 の交点 α β と 直線 と 平行 な接 線 が 接触する P 3点 を 頂 点 とする
三角形 の 面 積 の 4/3 倍 になる ことを 証 明 した。
これは、無限級数 と 公比(en) を用いる。最初の三角形の面積を 1 とし、
この三角形の2辺を割線(en)とし、放物線の隙間に同様な手段で 2つ の新しい三角形を想定すると、
この面積の和は 1/4 となる。これを 無 数 に繰り返して 放物線 の切片を取り尽くすと、面 積 は、
図 − 1 図 − 2 図 − 3
図 − 1 は アルキメデス の 3 角 形 ( 青色 3 角 形 α β P3 )
アルキメデス
ヘロン の 公 式 T = √{ s ( s - a ) ( s - b ) ( s - c ) } s = ( a + b + c ) / 2
★ 追 記 − A 球 の 体 積 と 球 の 表 面 積 またまた 見つけました
球 の 体 積 の 公 式 を 微 分 すると 球 の 表 面 積 の 公 式 となります
更 に 、 球 を 内 接 す る 円 筒 の 側 面 関 と 等 し い
球 の 体 積 の 公 式 V = (4/3) πr3 dV/dr = 4 πr2 = 球 の 表 面 積 の 公 式
また 、 球 の 表 面 積 の 公 式 を 積 分 すると 球 の 体 積 の 公 式 になります
微 分 と 積 分 は 陰 陽 裏 表 の 関 係 にあることを 実 感 しました
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